キッズ救急が第34回全日本教育工学研究協議会全国大会にて展示されました。

キッズ救急が第34回全日本教育工学研究協議会全国大会、NTTコミュニケーションズ株式会社様ブースにて展示されました。

●全日本教育工学研究協議会全国大会
→http://www.mie-ict.com/

アルテル製品が第3回信用金庫合同ビジネスフェアにて展示されました。

「キッズ救急などアルテル製品が第3回信用金庫合同ビジネスフェア、株式会社フジコンシステム様ブースにて展示されました。

●信用金庫合同ビジネスフェア
→http://www.shinkin.co.jp/kure/news_bf2008.htm

キッズ救急“テレビ端子deネット”が川西小学校へ導入

「キッズ救急“テレビ端子deネット”」を兵庫県川西市立川西小学校へ試験導入しました。

この度、株式会社アルテル(東京都港区、代表:宮鍋健樹)は、住友商事マシネックス株式会社(東京都中央区、社長:荒井健彦)、住友電気工業株式会社(大阪市中央区、社長:松本正義)と共同で「キッズ救急“テレビ端子deネット”」を兵庫県川西市立川西小学校へ試験導入しました。

今回、試験的に導入した“テレビ端子deネット”は、高速同軸モデム(*)とIPインターホン端末を組合わせることで、校内LAN構築と教室間インター ホンを同時に実現する画期的なアイディアであり、校内LANが未整備な新築・増築の校舎であってもテレビ端子(同軸ケーブル)さえあれば、低コスト、短工 期で導入が可能となります。川西小学校では半年間の実証期間を経て、有用性検証を行う計画です。
(*)住友電気工業(株)製の高速同軸モデムCTE1510で、住友商事マシネックス(株)が販売

大都市圏の小中学校へ 校内LAN導入の原動力として期待
文部科学省の推進するe-Japan構想は、2005年度までに全国小中学校の普通教室における校内LAN整備率100%を目標としてい ましたが、実際の整備率は48.8%(2005年8月時点)です。この状況を受け、総務省と文部科学省は本年2月に「10万教室ICT化支援プロジェク ト」として、整備が遅れる校内LANへの投資を集中的に実施すると発表しました。

当社の「キッズ救急」は、ベーシックな校内LAN(情報コンセント)を利用するタイプに加え、電源コンセント(PLC技術)を利用する「キッズ救急“コ ンセントdeネット”」、また今回川西小学校に設置した「キッズ救急“テレビ端子deネット”」があり、いずれも既存設備を活用して簡単に校内LANを構 築しながら「キッズ救急」の導入ができ、校内LANの整備が遅れていると見られる東京・大阪・名古屋など主な大都市圏での導入が見込まれています。

(注)テレビ端子利用の通信「キッズ救急“テレビ端子deネット”」・・・テレビ端子に高速同軸モデムを接続 し、同軸ケーブルを通信回線として利用する。通信速度は最大200Mbps(理論値)を実現。高速ネットワークを安価に、そして簡単に構築できる技術。同 軸ケーブルは外部ノイズの影響を受けにくく、高速で安定したデータ通信が可能。

川西市立 川西小学校の事例

川西小学校では児童の増加に伴う増築のため、本校舎と新校舎をつなぐ連絡手段・安全対策が必要になり、「キッズ救急」の導入を決定しました。

今回採用された「キッズ救急“テレビ端子deネット”」は、教室のテレビ端子へ高速同軸モデムを接続し、同軸ケーブルを利用して校内LANを構築、イーサネットケーブルと遜色のない通信速度を実現します。
また、キッズ救急端末の本体にはハブ機能があり、教室でパソコンとキッズ救急の同時使用も可能です。

今回、設置した「キッズ救急“テレビ端子deネット”」は、以下を目的としています。

1.本校舎、新校舎を繋ぐ緊急時の連絡手段の確保。
2.教室内の子どもたちの安全を守る。
3.日常の校務を削減し、先生と子どもたちが教室で過ごす時間を増やす。
4.お昼休みや放課後に何か教室で問題があった場合に子ども達でも使用できる。

上記の「学校の安全」「校内LANの有効活用」また「教育・校務のICT化」を、“テレビ端子”ネットワークで実現する取り組みとしては、全国で初の事例となります。

テレビ端子利用の高速通信は、大掛かりな工事を必要としないため短期間での導入が可能で、導入時の騒音もなくコストの削減にもつながります。営業や業務を中断する必要がないため、ホテルの客室や病院、集合住宅などでの活躍が見込まれています。

ASCII.JPにキッズ救急の記事が紹介されました。

→詳しくはこちらをご覧ください。

大森みのり幼稚園へキッズ救急が導入

キッズ救急は校内LAN(情報コンセント)を利用し、各教室間を安心で繋ぐIPインターホンです。今までに京都市の小中学校約150校をはじめ、全国に導入された実績を持ち、今回初めて幼稚園に導入されました。

大森みのり幼稚園は1951年の開園以来、人権の尊重、感謝・思いやりのある「人の心」を育てることを主眼に、地域の信頼に応える幼児教育を行っていま す。毎日400人もの園児に行き届いたケアを提供するには、子どもたちとの時間をいかに確保するかが重要になるため、教室にいながらにして情報共有がで き、整備済みの校内LANを活用できる“キッズ救急”を導入されました。

子どもたちのために、温かなイメージの内装でまとめられた教室が工事や配線で見苦しくなることもなく、取り付けが簡単である点も評価していただきました。

教育現場でのICT化が、決め細やかな教育を可能にする

今回キッズ救急を導入された大森みのり幼稚園は、園児400人を預かる都内有数の幼稚園ですが、校内LANを活用してパソコンでの出欠管理、そして今回の キッズ救急の導入などの工夫で、教室にいながらにして情報を共有し、相互連絡を可能にすることで、きめ細やかな保育を実現しています。

大森みのり幼稚園の事例は、教職員・園児、双方にメリットのあるICT化の実例であり、幼稚園・学校の規模の大小に関わらず、工夫と熱意で目の行き届いた教育ができることを示しています。
今後、少子化により幼稚園や学校といった教育現場は、質の高い教育を求められ選ばれる立場になります。行き届いた教育を提供し、選ばれる教育現場であるためには、何よりも教職員(先生)と子どもたちの時間を増やすことが重要であると当社は考えます。

「10万教室ICT化支援プロジェクト」がスタート
LAN整備が国の補助金対象に

学校教育のICT化が叫ばれていますが、2007年3月末時点で校内LANの全国平均整備率はわずか56.2%に留まっています。こうした現状をふま え、2010年までに全ての公立小中高等学校等の校内LANを整備することを目標とし、総務省・文部科学省・総務省情報通信政策局は本年2月、「10万教 室ICT化支援プロジェクト」を発表しました。

具体的には、総務省と文部科学省が連携して校内の普通教室を含む地域イントラネットの整備を行う自治体を重点的に採択し支援することとなりました。

全国の小中高等学校・教育機関へ
校内LAN普及の原動力として期待

先述の通り、校内LAN普及の目標達成は難しい状態にあり、特に学校数も多い大都市圏においては、普及率が大変低くなっています。主な理由として、予算が取れない・校舎の老朽化により工事ができない、などが挙げられます。

キッズ救急はハブ機能を備え、教室でパソコンと同時利用が可能です。また、緊急ボタンつきのキッズ救急は、通常の相互通話だけではなく緊急ボタンを押すことで校内へ一斉同報し子どもたちの安全を守ります。

こうした状況の中、当社は07年7月に大阪府枚方市の小学校へ、PLC技術による電源コンセントを利用した“キッズ救急コンセントdeネット”を設置 し、校内LANが未整備な環境でも電源コンセントを利用して校内LANを構築し、導入を実現いたしました。(1年間の実証試験導入)PLC以外にも、テレ ビ端子を利用して校内LANを構築することでキッズ救急が導入でき、「10万教室ICT化支援プロジェクト」とともに校内LAN普及の原動力として期待さ れています。