校内LAN(情報コンセント)を利用した校内IPインターホンシステム“キッズ救急”を、東京都で初めて、稲城市の稲城第三小学校及び稲城第七小学校へ設置いたしました。
インターホンの設置を検討していた東京都稲城市では、既に校内LANの整備が済んでいたことから、各教室の校内LANへ端末を接続するだけで工事無しで簡単にインターホンを構築できる、“キッズ救急”を選ばれました。
また、今回稲城市に導入されたキッズ救急は、学校側のご要望により各端末の緊急ボタンを押すと、直ちに職員室へ緊急通報が伝わる仕組みになっています。
(全校放送による不審者への刺激を回避し、職員がいち早く状況を把握できるように対応)
このように“キッズ救急”はキッズ救急ディスプレイを、学校側のご要望に応じて特定の教室へ通報するなどアレンジ可能です。
学校のネットワーク整備が重要課題に
政府は、2010年までに全ての公立小中高等学校の校内LANを整備することを目標としており、「10万教室ICT化支援プロジェクト」で整備の遅れる校内LANへの投資を集中的に実施すると発表しています。
また、校内LANだけではなく2011年7月より始まる地上波デジタル放送に向けて、アンテナ工事費・デジタルテレビ整備費・デジタルチューナー購入費 など、必要な経費の一部(50%)の補助金が出され、学校では校内LANとテレビ、双方のネットワークを構築する必要に迫られています。こういった改築な どネットワーク構築の機会に、同時に“キッズ救急”を導入されるケースも増えております。
“キッズ救急”は学校に存在する、【テレビ・校内放送(スピーカー)・校内LAN】の3つのネットワークを最大限に活用します。“キッズ救急”は、校内 LANに接続することで各教室との連絡を可能にし、緊急時には校内放送を通じて緊急通報を一斉同報、そして今後は“キッズ救急ディスプレイ”と“アルテ ル・デジポン”(開発中)との連携で、校内LANと地上波デジタル放送対応のテレビのネットワークをつなぐことが可能になります。テレビのディスプレイを 全校の掲示板として利用し、また教育用コンテンツサーバーからコンテンツを表示させた授業や緊急時の通報表示、などが実現します。
今後は、これら3つのネットワークを連動させて無駄なく活用し、効率的な学校運営を行う必要があります。