京都市へさらにキッズ救急が導入!計238校の小中学校で活躍

この度、京都市の小中学校89校へキッズ救急を引き続き納入いたしました。京都市では5カ 年計画で市内の小中学校の教室へIPインターホンを整備しており、2009度はその最終年度にあたります。京都市全体でキッズ救急を導入した小中学校は238 校となり、延べ5000もの教室でキッズ救急が活躍しています。

京都市に導入されたキッズ救急は、既存の校内LAN(情報コンセント)配線を活用し、各教室をつなぐ校内IPインターホンです。今までは、緊急ボタンが 押されると「緊急通報、緊急通報」と同一のメッセージが全校に流れる仕組みでしたが、今回導入された“キッズ救急ディスプレイ”は、「『1年1組』より緊 急通報!!」と発信元の教室を特定した緊急通報を全校へ流すことができ、職員室に置かれたディスプレイには発信元の教室名が大きく表示される為、より迅速 な状況把握が実現されました。

新製品・キッズ救急ディスプレイ
~各教室の地上デジタルテレビとの連携も視野に~
今回、京都市では従来の緊急通報を全校放送するキッズ救急ボックスに代わり、かねてより要望のあった「発信元を特定した緊急通報機能」・「大きく見やすいディスプレイ」を付加し改良した“キッズ救急ディスプレイ”を導入しました。

この新たな機能により、緊急時に一層迅速な情報共有、避難誘導が可能になりました。従来のキッズ救急ボックスと同様、緊急時の放送・ディスプレイの表示は、職員が確認し操作するまで作動し続けます。

また今後、“キッズ救急ディスプレイ”は、2011年7月にまでに地上波デジタル放送へ完全移行する中で、その技術を活かした各教室の地上デジタルテレ ビとの連携と活用が見込まれています。将来的には、教室のデジタルテレビへ画面メッセージを“ポン”と表示するセットトップボックス「アルテル・デジポ ン」(開発中)と連携し、各教室へ緊急メッセージの表示や校内掲示板としても活用できるようになります。それにより、各教室のデジタルテレビの画面を使っ て、緊急および平常時の全校一斉または教室ごとの情報の伝達ができるようになります。さらに、教育コンテンツサーバーから教材をストリーミングしてデジタ ルテレビの大きな画面を授業に活用したり、パソコンに取り込んだ写真等をデジタルテレビのディスプレイ上で表示させたり、より児童の意欲を喚起する参加型 の授業が可能になります。