動かないインターホンを復旧する事前の確認ポイント

最近4月からブログを再開したところ、早速、「学校で導入して、いま運用ができていない」とのご連絡を頂きました。(涙)

冒頭ブログでも説明しましたが、少しやり方を覚えていただくことで、学校LANのIPインターホンの復旧が行うことができます。

今回は、インターホンが使えない場合の復旧についてお話をいたします。

まず業者へ依頼する前に、事前に問題の箇所を把握し確認しておくことで、余分な調査作業の時間と費用を減らすことができますので、 ぜひこちらをご一読ください。

問題をしらべる? どこを? という際の事前知識として、まずインターホン機器が動かないのは、学校LANのネットワーク機器か、インターホン機器なのかを調査します。

Step1. IPインターホンの動かない原因を調べます。

すぐ調べられること、

1)設置したインターホン機器の電源アダプターが正常かどうか?

2)正常な通話が行えるインターホンのペア(対)があるか?

この2点が把握できると、問題の箇所が特定しやすくなります。

インターホンの電源が入っていないものは、正常な電源アダプターと交換して電源が立ち上がるかを確認します。電源アダプターは市販で入手可能です(1個1000円以下)

Step2. どの教室が、インターホンが動かないかを調べます。

Step1で通話が可能なインターホンのペア(2台)で、うち1台をインターホンにLANケーブルがついたまま状態で教室の情報コンセントから抜いて、各教室へ移動し、その教室の情報コンセントへさしインターホン電源を入れて通話を行います。

通話が行えた場合は、

学校LANのネットワーク機器には問題なく、その教室のインターホン機器の設定情報に問題があるため修正が必要になります。

通話が行えない場合は、

インターホン機器の故障でなく、その教室の学校LANのネットワーク機器(Hub、LANケーブル、スイッチ設定)の故障が考えられます。

何度か、現地へ訪れた経験から、学校LANで校舎の3階の全部がつながらないという場合は、その3階の基幹のLANのHubが故障している事が原因でした。その場合、Hub機器の交換ですぐに復旧が行えます。

また学校LANのネットワーク機器に問題がある場合ですが、インターホンだけでなく、同じ教室のパソコンもインターネットにつながらない現象が起ります。それはインターホンもパソコンも同じ校内LANの上で動く仕組みになっているためです。

 

インターホン機器の問題を解決するには、正しい登録設定の情報を入れ直すことで復旧しますが、すでにIPアドレス設定などの情報が学校側に残っておらず、その場合は管轄の自治体の教育ネットワークの担当者へ問い合わせをして、インターホンの割り当てアドレスを確認しておくことをアドバイスします。

それでは次回は、インターホン機器への情報修正の仕方をお知らせします。